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ロッカーの鍵の種類

普段から何気なく使っているロッカーの鍵。実はさまざまな種類が存在し、鍵の仕組みや使える場所、防犯性も異なります。今回は鍵ごとにその特徴やメリット・デメリットについて解説!あなたに合ったロッカーの鍵の選び方をご紹介します。

種類ごとにちがう! ロッカーの鍵それぞれの特徴

一口に「ロッカーの鍵」といってもその種類は非常に多く、それぞれの特徴も大きく異なります。最適な鍵の種類というのはシーンによってそれぞれが異なり、求める機能を備えた鍵を選ばなければなりません。

それぞれの特徴をチェックし、ロッカーの鍵選びの参考にしてみてください。

 

1.シリンダー錠

メリット 安価で購入できる。合鍵の作製が楽。
デメリット 他の鍵と比べ防犯性が低い。鍵自体の管理が煩雑。

もっとも一般的な鍵として普及しているタイプです。
ギザギザの山が刻まれていて、ドアの鍵などでよく使われているものになります。安価に作れるのも特徴で鍵付きの商品はほぼすべて合鍵の作製も鍵穴に記載されている鍵番号をお伝え頂ければ簡単に手配可能です。

デメリットとしては防犯性の低さと鍵の管理の煩雑さがあります。テレビや映画でも見かけることがあるかと思いますが、シリンダー錠はピッキングという特殊な技術によって解錠する事が可能です。山数が少ない鍵の場合だと比較的短時間で開いてしまうようです。
また、鍵を落としてしまった場合、それを拾った第三者が解錠できてしまいます。
次に収納庫として一括で鍵を管理する場合、全ての扉に対してそれぞれ鍵があるので例えば18人用シューズロッカーであれば18本、予備分も合わせれば36本の鍵を管理しなくてはなりません。
これらがシリンダー錠のデメリットになります。

 

2.南京錠

メリット 鍵自体を各使用者が管理するので楽。非常に安価。
デメリット 別途南京錠を用意する必要がある。

使用者が個々で南京錠を用意して施錠するタイプの鍵です。鍵なしタイプに次いで安価でご購入頂くことができます。大量にロッカーを用意する必要がある学校などでご利用頂く事が多いです。

デメリットとしては鍵を自前で用意する必要がある事と、南京錠の為セキュリティ性は他の鍵と比べ低くなります。

 

3.ダイヤル錠

メリット マスターキー1本で全ての扉を管理できる。不特定多数の利用ができる。
デメリット 他の鍵と比べると高価。番号を忘れると解錠できない。

4桁の番号を合わせて解錠するタイプの鍵です。予め決められた番号で解錠するタイプと使用時に都度設定するタイプの2種類があり、任意で設定可能な商品が多いです。
その特性上、店舗や施設での不特定多数の使用に向いており、4桁の番号を合わせないと開かないのでセキュリティ性も高めです。万が一設定した番号を忘れてしまった場合はマスターキーにて解錠可能です。どんなに気をつけていても忘れてしまう事はありますので本体と同時にマスターキーの購入をお勧めしております。

通常の鍵と違い稼動部が多い為、他の鍵よりも高価になってしまうのが難点です。

 

4.内筒交換錠

メリット 合鍵が存在しないのでセキュリティ性が非常に高い。
デメリット 鍵紛失時のコストが高い。

この鍵が一番わかりづらくてよくご質問を頂きます。内筒交換錠を一言で申し上げるなら”鍵をなくしたら鍵丸ごと交換する鍵”になります。
合鍵というものが元から存在せず、鍵紛失時はシリンダー部を全て交換になりますので、鍵を第三者が拾ってもそれを使用して解錠する事ができない為、セキュリティ性が高いのが特徴です。鍵の交換は交換用のマスターキーを使用して簡単におこなう事ができます。

デメリットは予備内筒が合鍵と比べ割高なので、コスト面の負担がシリンダー錠と比べて大きい事です。
コストよりもセキュリティ性を重視する方にはおすすめの鍵です。

 

5.コイン錠

メリット 鍵紛失のリスクが低い。
デメリット 一般的な鍵の中ではもっとも高価。内部の稼動部が多いので定期的なメンテナンスが必要。

スポーツジムや温泉施設など多量のロッカーが必要で鍵の管理が大変な場合にご利用頂く事が多い鍵タイプです。
コインを入れるまで鍵が抜けず、鍵を差して解錠しないとコインが戻ってこないようになっています。この仕様の為、リストバンド等と併用することで鍵を紛失する可能性が低くなっており管理がしやすいです。
また、コインを回収する事も可能で駅などの有料ロッカーがこれにあたります。(商品によって設定できない場合もあります)

稼動部が多く非常に高価な為、導入時の初期コストが高くなってしまうのがデメリットです。

 

6.まとめ

以上が一般的なロッカーの鍵の種類になります!この他にもテンキータイプ、電子錠タイプなどもございます。
それぞれの特性をご理解頂いて、用途にあった鍵をお選び頂ければ幸いです。